無料接種のラストチャンスです
私は40歳をすぎてから子宮頚がんワクチンを受けました。
最初は43歳のとき4価ワクチンを3回にわたって、約5万円の自費で受けました。
その後、9価ワクチンが認可されたということで、こちらも3回にわたって、約8万円の自費で受けました。
子宮頚がんは唯一【予防できるがん】
それだけ高いお金を払っても受ける価値があると思ったからです。
そして、子宮頸がんを予防できるワクチンの無料接種期間が終わるので、息子のお嫁ちゃんにも伝えて、先月1回目の接種に一緒に行ってきました。
その時に、まだまだ情報が行き届いていない…と感じました。
なんとか、伝えたい・・・
と思いつつ、うまくまとめられずにいた時に、
女性ライフクリニック銀座・新宿伊勢丹の
対馬ルリ子先生のメルマガがわかりやすく書かれていたので、紹介させていただきます。
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パーソナル健康学 No.2799(2024.7.7)
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FROM:対馬ルリ子先生
10年前、
子宮頸がんワクチンが急にとまり、
昨年「積極的勧奨の再開」がされたことをご存じの方はもう少ないと思います。
そのうえ、とても大事な情報、
つまり
「来年3月までに打たないと、この10年間に本当は打つことができたのに機会を奪われた女の子は、公費で打てなくなる」
という情報が、行きわたっていません。
このワクチンは、今、
世界中で10代の女の子、そして男の子にも打つようになっており、
ほとんどの国は70~80%の接種率です。
オーストラリアなどは、男女とも80%以上の接種率を達成しており、
HPV(ヒトパピローマウィルス)が原因となる、子宮頸がん、尖圭コンジローマ、陰茎がん、肛門がん、そして中咽頭がんなどの口腔内のがんが激減しています。
では、なぜ日本では
HPVワクチンって何?
子宮頸がんきいたことない、
というふうになってしまったのか?
それは、“反ワク”という、
ワクチンはすべて怖い、ワクチン打つな、
という過激な人たちがいることもそうですが、
厚生労働省、メディア、医師会、学会が、
「うるさい人たちがいるからこの話題には触れないようにしよう」
という、様子見、悪くいえば頬かむりを、10年も続けてきたからです。
10年前、ワクチンを打ったことをきっかけに手がふるえたり、足に力が入らなくなったり、算数ができなくなったりした女の子たちがいました。
そしてそれをNHKはじめ
たくさんのメディアが報道し、騒ぎになりました。
それを、ワクチン行政はそのまま進めながら
WHOなどが世界中でもう一度副作用について見直し、検証した結果、
「ワクチン接種したグループとしなかったグループで同様の多彩な症状が出る確率は変わらない」
という結果が次々に出て、
世界、特に先進国ではロイヤルファミリーも参加してワクチンの重要性について協調し、ほとんどの国で接種率を上げてきたのです。
日本でも、名古屋スタディという7万人もの調査研究がありました。
これは、分析疫学という学術的にきちんとした研究で、
「ワクチンを打った女の子」と
「ワクチンを打たなかった女の子」で
24項目の症状の発現状況について比較したものです。
その結果、
ワクチンの接種と症状の発現に有意差なし、
と結論がでました。
研究の中心となったのは名古屋市立大学医学部公衆衛生学の鈴木貞夫教授です。
ところが、この事実が発表された2日後に、データが削除されてしまい、そのまま闇に葬られてしまいました。
その後、メディアでは、誰かがこの問題について取り上げようとすると、上から抑止が入る、
それどころかこの問題にこだわる人は、左遷されたり降格されたりする、
ということが続いたそうです。
医学会にもありました。
医師であっても、様子をみたほうがいいのではないか
という意見が大勢を占めていたのです。
わたしも思春期学会の理事会で
「子宮頸がんワクチンの重要性について、学会が責任をもった発言をしてはどうか」
と提案しましたが、
「やはりワクチンは健康な子にうつものだから副作用があってはならないと思う」
「そもそも学会が攻撃されては困る」
といった意見が出て、みな口をつぐんでしまいました。
今、日本の子宮頸がんは、世界の趨勢からみて、とても悲惨な状況です。
子宮頸がんは、ウィルス感染から数年~10年で発症するものですから、
だいたい20代後半~30代の人たちが発症のピークになっています。
年間数万人が進行した状態でみつかり、数千人が亡くなっています!
これから子供を産んだり仕事をして充実した人生を作っていこうとしている年代の人たちが、
「知らなかったために」
「検診を受けていなかったために」
子宮を、命を失ってしまう事態が、我々の現場では頻々と起きているのです!
ワクチン接種は、国が補助を出し、自治体単位で方針を決めて打つものです。
ですから、反ワクがいる自治体は、学校でも情報提供せず、自治体もワクチンの積極的なお知らせを出さず、しらん顔しています。
*宮城県では県政だより&市政だよりに載っています
しかし、男の子の接種も始めている自治体も増えています。
男の子も、尖圭コンジローマ(性器に生えるイボイボ)、肛門がん、口の中のがんなどは、
HPVとの関係性が高いので、打っておいた方がいいに決まっています。
女の子は10歳~15歳未満は6か月で2回の接種で済み、
これで一生、HPVハイリスク型から身を守る免疫力をつけられると考えられています。
15歳~26歳は、6か月で3回打ちます、これで子宮頸がんの発症が9割以上減ります!
(子宮頸がんとHPVの関連性は99%と言われており、そのうち9つのハイリスク型のワクチンを打つと、92%がんが減るのです)
副作用は・・コロナワクチンに比べたらまったくたいしたものではありません。
接種したところが赤くなる、腫れる、熱をもつなど。
コロナワクチンでは、何日もだるくなったり、寝込む人もいましたよね。
そういう副作用はとても少ないワクチンです。
なぜなら、コロナワクチンはウィルスのRNAを打つものであるのに対し、HPVワクチンはウィルスのDNAは含まれておらず、ウィルスと同じ形をしたタンパク質だからです。
来年3月までに公費でうつとしたら、今年の9月までに始めなければ3回うてません。
45歳ぐらいまでは推奨されているので、自費でいつでも打てますが、高額なワクチンなので、ぜひ早めに打ちましょう!
わたしたち産婦人科医は、この夏休みが接種開始の最後のチャンスと考えています!!
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いかがでしょうか?
安心&安全なワクチンで、高い確率で子宮頸がんを予防できることが、わかるかと思います。
お嫁ちゃんは、仙台市から文書が郵送されていたのにも関わらず
「婦人科でお股を広げて、ワクチンを注入されるんだ。。。」
という思い込みで、放置していたそうです。
姑である私が言うとワクチンハラスメントになるんじゃないか・・・
と思いつつ、勇気を出してワクチンの大切さと、最寄の内科などのクリニックで予約すれば受けられる注射であることを伝えたところ、接種を決心してくれました。
1997年4月2日〜2008年4月1日生まれの女の子のお知り合いがいらっしゃる方は、ぜひ伝えていただけると幸いです。
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